どうも、通りすがりです。
本日行われるオークスの出走馬の一頭、ランスオブクイーンの母母であるチェリーコウマンについて、少し語りたいと思い、この記事を書かせていただいております。
チェリーコウマンは1989年生まれの牝馬で、父スプレンデイドモーメント、母チエリーガールという血統です。デビュー戦後しばらくは芝を走っていましたが、ダートを使うようになってから成績が上昇し、ついには重賞のウインターステークスを勝利しました。当時はダートの番組がいまほど整備されておらず重賞も少なかったため、ウインターステークスはG3とはいえ古馬のダートの強豪が揃ったハイレベルなレースでした。
そんなウインターステークスを制したチェリーコウマンは相当の能力を秘めていたと思います。牝馬のダート重賞戦線が今くらい整備されていたら、もっと活躍できていたかもしれません。
そんなチェリーコウマンですが、なんと言っても特徴的なのその名前です。
「チェリーコウマン」
その名前の響きがなんとも言えません。ちょっと口に出して言うのに羞恥を感じてしまう名前。
名前は母親のチェリーガールのチェリーと、馬主の冠名のコウマンを組みあせたシンプルなもので、それぞれ「チェリー」「コウマン」であればそれほど抵抗なく言えるものですが、組み合わせて「チェリーコウマン」にすると急に感じてしまう羞恥心。
何故なのかは敢えて説明はしませんが、なんとも言えない個性的で素晴らしい名前です。
チェリーコウマンは2016年10月14日に27歳で亡くなっていますが、いまだに競走馬の血統表の中にその名前を見ることができるのは、競馬ファンとして非常に嬉しい瞬間ですね。