【通りすがりの思い出語り~競走馬編~】ブゼンキャンドル

どうも、通りすがりです。

 

先日行われた大沼ステークスに出走していたタガノクリステルの血統表を見ていたら母母の欄にブゼンキャンドルの名前を見つけました。ブゼンキャンドルには個人的にかなりの思い出がありますので、今回はそれを書かせていただきたいと思います。

 

ブゼンキャンドルと言えば1999年の秋華賞馬ですが、その秋華賞が行われる当日の朝、私は体が異様に怠く、熱を測ってみると38度近くあったと思います。私はある理由から後楽園に馬券を買いに朝から行く予定だったのですが、とりあえず薬を飲んで昼まで様子を見ることにしました。ですが昼になっても一向に熱は下がらず、さすがに外出は無理でした。
当時はネット投票もなく、なにかの理由で馬券を買いに行けないときには、代わりに馬券を買ってもらうことがある友人がいたため、昼過ぎくらいにその友人に電話をしました。しかし呼び出し音は鳴っているものの電話は一向に繋がらなかったのです。
もう今日のレースは諦めるか、、、そう思いながら高熱に苦しんで寝ていると3時前くらいに友人から電話がかかってきました。
友人に熱が出て馬券を買いに行けないから代わりに買ってくれるように頼むと、ちょうどWINSにいるとのこと。馬券が買えると思って喜んでいると、友人は二つ条件を言ってきました。
・持ち金が少ないから購入できるのは3000円まで
・馬券は1000円単位で
当時はWINS新宿など一部のWINSでは1000円単位でしか馬券が買えないところがありました。その日友人がどこのWINSで購入したのか今となっては思い出せませんが、1000円単位でしか買えないと言われたのは間違いがない事実です。
冒頭で私がある理由で後楽園に馬券を買いに行こうとしていたのは、実は後楽園は100円単位で馬券が買えたからなのでした。
その日の私の秋華賞の予想は、東西の秋華賞トライアルで直線で猛然と追い込んできてそれぞれで3着となったブゼンキャンドルとクロックワークの2頭から馬連で総流しする馬券を買う予定だったのです。
しかし1000円単位で、しかも3000円までしか買えないとなると買目は3点しか選べないことになります。もう3時近くだったためゆっくりと予想を考え直す時間もなく、焦った私は、苦し紛れにこのような馬券を選択しました。


ブゼンキャンドルとクロックワークのそれぞれの単勝を1000円。
ブゼンキャンドルとクロックワークの馬連を1000円。


その馬券の購入を友人に託すと、高熱の影響でレースを見ることもなく、夜までずっと力尽きて寝ていました。
そして夜にかかってきた友人からの電話で馬券が当たったことを知るのでした。
ブゼンキャンドルが1着で、クロックワークが2着。
単勝は5760円、馬連は94630円で、二つを合わせると払戻金の総額は100万円を超えていました。本来であれば100円単位で2頭から馬連総流し買う予定だったため、おそらく100円、買い目が被っても200円しか買っていなかったと思うのですが、それが熱が出ると言う不測の事態から運命が変わり、100万円を超える払戻金を手にすることになったのです。狙ってやったわけではないですが、禍を転じて福と為すです。
私の今までの競馬をやってきた中で、1レースでの最高の払戻金の総額がこのレースのため、ブゼンキャンドルの名前を見るとこの日の出来事を思い出してしまいます。

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ちなみにブゼンキャンドルはその後はまったく勝てず、のちには障害レースへと転向しました。そして障害で1勝したあとに再度平地に戻ってきましたが、やはり勝つことはできずにターフを去ることになります。
2012年に16歳で亡くなっていますが、今回のように血統表の中にその名前を見ることができるのは嬉しいことです。

 

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