通りすがりの〇〇な競馬ブログ

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【通りすがりの思い出語り】東京ダービー

どうも、通りすがりです。

 

突然ですが、日本ダービーの父子制覇はどのくらい達成されていると思いますか。下のリンクのサイト情報では、今まで7組があるようです。

【2024年最新】日本ダービー(東京優駿)父子制覇一覧 ジャスティンミラノ、史上初の「父子三代制覇」なるか - WIN!競馬

 

では東京ダービーではどのくらいの父子制覇が達成されていると思いますか。地方競馬に詳しい人であれば知っていると思いますが、実はたったの1組だけです。

その父子制覇したのは父は1985年の第31回東京ダービーを勝ったミルコウジ、そして子は1996年の第42回日本ダービーを勝ったセントリックです。

なぜ東京ダービーの父子制覇がこんなに少ないのかというと、まず東京ダービーを勝っても種牡馬入りすらできないケースが少なくないという現実があるからです。

地方競馬にある数あるダービーの中でも一番権威があると言ってもいい東京ダービーですが、日本の競馬界全体から見ると一地方の一レースでしかない事実があり、その実績だけでは種牡馬としての需要を得るだけの要素になりえない現実があります。

先に日本ダービーの父子制覇についての情報がありましたが、データを見ると長い歴史の中でも父子制覇が7組とそんなに多いわけではないことがわかります。

近年日本ダービーの父子制覇が多いように感じますが、ほとんどがディープインパクト産駒によるダービー制覇であり、これは特異と考えるべきで、それは数多くいる他のサンデーサイレンス産駒の日本ダービー馬からはまったく父子制覇が誕生していないことからもわかるかと思います。

引退後はほとんどが種牡馬入りできる日本ダービー馬ですらそんな状況ですので、東京ダービー馬の引退後の状況は推して知るべしです。

そんな中で達成されたミルコウジとセントリックによる東京ダービー父子制覇の記録がどれだけ偉業なのかがわかるかと思います。

今年から中央勢にも開放された東京ダービーは、もしかしたら今後父子制覇が達成されることがあるかもしれませんが、ミルコウジとセントリックの父子制覇の記録に並ぶものではないと私は思います。

最後に、実は私は東京ダービーで馬券を取らせてもらってからずっと応援していたのですが、その後はほとんど活躍することができずに大井を去ってからは地方競馬を転々とする最後でした。多くの東京ダービー馬と同じように栄光をつかんだ馬とは思えない過酷な馬生だったかもしれませんが、一瞬の輝きがあっただけでも幸せだったと思いたいです。そして父子制覇という偉大な記録は長く語り継がれていってほしいと願っています。